胃食道逆流症

赤羽もり内科・腎臓内科では、生活習慣病で通院されているかかりつけの患者様に限定して「胃食道逆流症」の診療を行っております。

胃カメラなどが必要な場合は隣接する専門の医療機関にご紹介させていただきます。

胃食道逆流症とは

胃食道逆流症とは、胃になるはずの胃酸が食道に逆流することで起きる症候群のことを指します。

症状

症状としては、胸焼け・咳などが起きます。

分類

大きく食道に炎症が起きる食道炎(しょくどうえん)を起こしているかどうかで2つに分けることが出来ます。

・食道炎あり→逆流性食道炎

・食道炎なし→非びらん性胃食道逆流症

診断

臨床経過、症状で診断になります。胃カメラなどはすべての症例に必要ではありません。ただし、似たような症状を起こす疾患もあり、その可能性を念頭に置きながら治療をします。

重症度

重症度は胸焼けの頻度で分けます。

・軽症:週2-3回未満
・中等症:週2-3回以上
・重症:持続性の症状、非典型的な経過

治療

胃食道逆流症の治療は以下の2つがポイントになり、生活習慣の改善や薬剤治療を行います。

・症状のコントロール
・食道炎の治療

生活習慣の改善

姿勢、食事内容、体重、生活習慣を見直します。

・姿勢:頭を挙げる、左を下にして寝る、食後2-3時間はもたれるような姿勢を避けるなど

・食事:脂質、柑橘類、トマト系の食事、スパイシーな食事、コーヒー・チョコレートなどが多い場合は避ける必要がある。睡眠2-3時間は食事摂取を避けるようにする。

・体重:BMI25以上の患者では推奨される

・生活習慣:アルコール、タバコなど

・薬剤:特定の降圧薬(カルシウムチャネル阻害薬、ベーター刺激薬)、抗コリン薬の中止。

薬物療法

胃酸を抑えるH2受容体拮抗薬(タガメット、ザンタック、ガスターなど)、PPI(オメプラール、タケプロン、パリエット、ネキシウムなど)、P-CAB(タケキャブ錠)を中心に治療を組み立てます。

その他(マグミット、アルサルミン、プリンペラン、ナウゼリン、ガスモチン、ガナトン、六君子湯など)の薬も適宜使用します。

生活習慣と薬物療法は重症度に応じて組み立てを決めていきます。

重症度に応じた治療

軽症例

生活指導+H2受容体拮抗薬

中等症

中等症では生活指導+PPI(1回/日)

重症例

生活指導+PPI(1-2回/日)or P-CABのように薬を適宜調整します。

また夜間に症状が強い時は、PPIに加えてH2受容体拮抗薬を追加するみたいな使い方をすることもあります。

治療期間

治療期間について症状をみながら決めていきます。

大まかに8週間程度して症状が改善すれば減量・中止して経過をみます。

改善ない場合は薬剤を変更します。

再発を繰り返したり、薬剤を変更しても改善しない時は上部内視鏡(胃カメラ)で精査をすることもあります。

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